一昨日、28日火曜日に3年生の最後の授業を行いました。3年生は授業内容を一つ残さず聞き取ろうとしていて、普段よりも緊張感の高い授業でした。今年の3年生たちとは、もう一緒に授業をすることはないのですが、試験直前に思い出話や教訓めいた話をするのもどういうものかと思って、「頑張ってね。」とだけ伝えて送り出しました。「塾にもう来なくなるなんて信じられない。」と別れを惜しんでくれる声も聞こえてきましたが、高校生活が楽しく充実していて、塾のことを忘れてしまうぐらいがちょうどいいと思っています。

テストの点数を上げることだけではなく、子どもたちが触れ合うことができる数少ない大人の一人として、社会や世界のありさまを正しく伝えようと心掛けています。今年の3年生たちとも勉強のことだけではなく、様々なことを話し合いました。子どもたちに前向きな気付きを一つでも与えられていたらと思います。

卒業後も、いろいろな相談事を持って訪ねてきてくれる生徒たちがいます。私は、子どもたちの周りにそういう場所がいくつもある社会が理想だと思っています。どんな面倒ごとでも結構なので、困ったときは塾に持ってきてもらえればと思って待っています。