習志館では、毎月生徒さん一人一人のご家庭にお便りを届けています。最近の生徒さんの塾での様子と、私（山本）がお伝えしたい様々な事柄を文章にしてお渡ししています。親御さんからのご意見やご要望も受け取りたいので、返信欄も設けています。

今月から、こちらのブログにも内容を一部掲載していこうと思います。ただし、塾の関係者だけにお知らせしたい内容の場合は、掲載を控えようと思います。

以下に掲載したものは、先月のお便りです。

普段、「麗らかな」なんていう言葉を使うことはないのですが、春風に揺れる花々を見るにつけそんな言葉を思い浮かべてしまいます。晩春から初夏にかけてのこの季節、何も考えずに川沿いの土手道を散歩すると、何とも言えない心地よさを味わえます。例年はこの季節になると、週に1度や2度は散歩に行くのですが、今年はあれこれと忙しくてまだ散歩に出掛けていません。

去年から今年にかけて、金融コンサルタントで、「GLOBAL SUPPORT LIMITED」最高責任者の中村公一さんのセミナーを1年間受講しました。前々から経済と金融について学んでみたいと考えていたので、時間を捻出して講座を受けてみることにしました。

金融の歴史から現在の日本経済が抱える深刻な状況までさまざまなことが深く学べ、その内容は大学ノート12冊分にもなりました。学びを通じて強く感じたのは、日本人の経済や金融に対する関心の低さと、知識の乏しさです。かくいう私も経済や金融のことに関しては無頓着で、教育に携わる者はお金のことなんかに関心を持つべきではないと思っていました。しかし、今まで経済教育が全くと言っていいほどなされてこなかったことが、現在の日本の深刻な社会不安を生んでいることに気がつきました。

普段から、英語や数学を教えているだけで、本当に子どもたちの幸福に寄与できているだろうかと思い悩んでいました。今回この機会を通じて、経済や金融の知識が子供たちの将来にとって本当に必要なことを痛感しました。出来る限り今年中に授業化して、子どもたちに経済と金融を学べる機会を提供したいと考えています。今のところ、通常授業のない休日などを利用して希望者に参加してもらえればと考えています。